お金のブロックとは、お金に対する不安・罪悪感・怒りなどのマイナスな感情の総称です。
『お金に不自由しない生活がしたい』といくら努力して生きていても、
お金に対する精神的なブロックがあると、金銭的に安心して生活を送ることが難しくなってきますね。
お金のブロックができた原因を紐解いていくと、
幼少期にできたお金に対するマイナスな思い込みが起因していることがほとんどです。
そこで今回は、お金のブロックが出来た原因を幼少期から深掘りして、
お金のブロックを癒す方法をスピリチュアル的に解説していきたいと思います。
もくじ
Step1.お金のブロックになっている要因を紙に書き出す
紙に書くとお金のブロックがはっきり自覚できる
まず、お金のブロックを外すために、
お金のブロックになっている要因を書き出してみましょう。
あなたが普段、お金に対して『負の感情』を抱いてる場面のことを思い出して、
その場面を箇条書きにしてまとめます。
頭の中にあるだけではモヤモヤしていたお金のブロックを、
紙に書き出すことによってはっきりと自覚することができるからです。
“お金に対するブロック”の実態が掴めなければ、
それを解消することは不可能ですよね。
普段、モヤモヤしているお金に対するマイナスな感情を、
紙に書くことによって可視化するのが、
お金のブロックを外す第一のステップです。
思いつく限りお金のブロックを書き出してみよう。
ここではお金に対してマイナスの感情が働くときの場面を、
例にとって並べてみます。
このように、思いつく限りのブロック=お金に対する負の感情を、
紙に書いて可視化しましょう。
【お金に対するブロック(負の感情)の例】
- 買い物中、レジに並んで支払いの時に罪悪感が湧いてきた。
- クレジットカードの明細を見て支払いに不安を覚えた。
- 光熱費を節約できない時に罪悪感を感じる。
- 自分より儲かってるように見える人に怒りを覚える。
- 臨時収入があると申し訳なく思う。(罪悪感を感じる)
次のStep2では、これらのブロックがいつから出来たものなのか、
紐解いていきます。
Step2.お金のブロックができた原因を過去から紐解く
お金のブロックができた原因を遡って考えてみよう。
Step1で書いた"お金のブロック"が、
いつ出来たものなのかを思い出してみましょう。
お金のブロックができる時は、幼少期や学生時代に体験したことがベースとなっている場合がほとんどです。
例えば、お金について親から怒られた、お金の心配をする母親をいつも見ていた、
中学生の時に父の会社が倒産して急に貧乏になった・・などなど。
人は過去に何も原因が無いのに、
負の感情が湧くということはまずありません。
ですから、お金のブロック(お金に対する負の感情)が自分の中にできた過程を、
記憶をたどり、注意深く思い出してみると、何かしら原因となる出来事にたどり着くはずです。
ゆっくり、思い出してみましょう。
お金のブロックができた原因の過去の出来事を紙に書く
Step1で書き出したブロックの横に、
過去に同じ様な嫌な思いをしたことを思い出しながら、
お金のブロックの原因になったと思われるエピソードを書いてみましょう。
ここではStep1の例に合わせて、お金のブロックができる原因の、例を挙げてみます。
【例】買い物中、レジに並んで支払いの時に罪悪感が湧いてきた。
【原因】そういえば、小さい頃『お金を使うな』と親に怒られたな〜。etc..
【例】クレジットカードの明細を見て支払いに不安を覚えた。
【原因】幼少期、父親に『クレジットカードを持つと自己破産する』と脅された。
実際にクレジットカードの支払いに追われて苦労した経験がある。etc..
【例】光熱費を節約できない時に罪悪感を感じる。
【原因】節約家(ケチ)な親に光熱費の使い方をよく叱られていた。etc..
【例】自分より儲かってるように見える人に怒りを覚える。
【原因】小さい頃、周りの家よりお金が無くて悔しい思いをした。etc..
【例】臨時収入があると申し訳なく思う。(罪悪感を感じる)
【原因】『お金はタダでは入ってこない、苦労しないと入ってこない』と母親によく言い聞かせられていた。etc..
Step3では、お金のブロックがあったおかげで、人生に役立ったことを紙に書いていきます。
Step3.お金のブロックがあって人生に役立ったことを書き出す
お金のブロックが成長に役立つ場合もある
経済的に豊かになるのを阻害するお金のブロックですが、
私たちが一定の年齢に達するまでは、成長の役に立っていた場合があります。
私たちの顕在意識がいくらブロックを外そうとしても、
しつこくそのブロックを保持し続ける場合があるのです。
その場合、無理やりお金のブロックを外そうとしても、
潜在意識がブレーキをかけてブロックを外すのを阻止しようとします。
潜在意識のブレーキがかかっている場合は、
頭ごなしに『お金のブロックを外そう』と顕在意識で考えてしまうのではなく、
『そのブロックがあったことで成長の役に立った』と認めることで、
潜在意識のブレーキが緩くなります。
お金のブロックのおかげで役立ったことを紙に書き出す
Step1とStep2で書いたお金のブロックとその原因の横に、
今度はそのお金のブロックがあったおかげで、
自分の成長に役立ったことを書き出してみましょう。
例を挙げて説明します。
【例】買い物の支払い時に罪悪感が湧いたのは、小さい頃『お金を使うな』とよく怒られていたから
無駄遣いをすることが少なかった。
【例】クレジットカードの明細を見て不安を覚えたのは、幼少期に父親から『クレジットカードは自己破産のもと』と脅されていたから
実際にカードで自己破産することがなかった。
【例】光熱費を節約できない時に罪悪感を感じるのは、小さい頃から親に『節約しなさい』と怒られていたから
少ない光熱費で生活できる様になり、光熱費を節約できた。
【例】臨時収入があると申し訳なく思うのは、母親から『お金はタダで入ってこない』と繰り返し聞かされていたから
謙虚になれた。
【例】自分より儲かってるように見える人に怒りを覚えるのは、小さい頃に周りの家よりお金が無くて悔しい思いをしたから
悔しさをバネにめちゃくちゃ働いてお金を稼げた。
紙に書いてみると、“お金のブロック”があったおかげで、ある程度成長の役に立っていたことがわかるでしょう。
次のStep4では、そのブロック達に“感謝”して、統合するというワークをやります。
Step4.お金のブロックを外す為に、感謝して統合する
成長の役に立っていたブロックに感謝
今では豊かに受け取ることを阻害してしまっているお金のブロックですが、
“お金のブロック”があなたの成長のために役立っていた時期もあることは明白です。
ですが人間が精神的にも経済的にも成長していく中で、
古い思考パターン(ブロック)を手放し、さらに豊かに生きやすい人生を送る考え方にシフトする必要性が出てきます。
今よりもさらに豊かに、生きやすい人生にシフトする為には、
古い自分(お金のブロック)を排除して捨て去ることではなく、古い自分(お金のブロック)に、
感謝して統合するということが大切になってきます。
“感謝すること”は癒しの最強ツール
お金のブロックだけでなく、
他の様々なメンタルブロックにも言えることですが、
感謝することで、癒しの効果もスピードも加速します。
まさに、感謝は癒しの最強ツールなのです。
やり方は簡単です。
Step1〜3までを書いた紙のさらに横に、
そのブロックのおかげで自分が今まで成長できたことを思い浮かべ、
『ありがとうございます。』と書いて、
実際に感謝の気持ちを送ります。
そして、
『私はさらに成長して豊かな人間になる為にこれらのブロックを統合し、
感謝して手放します。』
とアファメーション(宣言)しましょう。
この“感謝ワーク”は、お金に対するメンタルブロックが出てきたな〜。と思った時に、
繰り返し行うと効果的です。
まとめ・お金のブロックを外すには、感謝して受け取る許可をすることが必要。
お金のブロックに悩んでいる人は、
自分が受け取ることを許可することができずに、豊かさの流れをせき止めてしまっていることがよくあります。
そういう人が普段心がけたいことは、
- 受け取ることに感謝
- 使えることに感謝
- 自分に許可して感謝
の3つです。
お給料をもらう時、臨時収入があるとき、多少オーバーでもいいので、はっきり感謝の意を表しましょう。
そして支払う時、『この金額を支払うことができる』ことに感謝しましょう。
お金は感謝する人が大好きです。
感謝することで、ますます感謝したい出来事が起こってくるのが、
『引き寄せの法則』です。
そして、お金を受け取る時も、使う時も、自分に許可を出してあげてください。
その上で許可を出せた自分に感謝しましょう。
感謝の心は豊かさを呼び込みます。
上記のことを守って生活していけば、お金のブロックを癒しながら豊かさを引き寄せることが可能になってきます。